ご支援の使い道


 飼育放棄からの引き取りや、自然繁殖してしまった野良猫を保護し、無事に新しい家族へ譲渡されるまでにかかる費用はすべて、みなさまからの温かいご支援(会費、ご寄付、支援物資)により賄われています。
 また、猫の適正飼養に関する啓蒙普及を目指してのイベント開催や、広報活動に際しても、大切に活用させて頂きます。


1.医療費
保護猫を受け入れる際には、健康状態のチェックから不妊(去勢/不妊)手術にいたるまでの診療費用が掛かります。診療は病院により一律ではありませんが、おおよその目安としては、以下のような状況となっています。

 ・初診料・・・約1,000~3,000円
 ・ノミ、ダニ、駆虫・・・約2,000~4,000円
 ・FIV/FeLV検査・・・約4,000~6,000円 (※)
 ・予防接種・・・約4,000~6,000円
 ・去勢手術・・・約10,000~20,000円
 ・不妊手術・・・約15,000~30,000円

2.猫の飼養費、施設維持費
保護した猫は譲渡先が決まるまでの期間を保護施設で過ごすこととなるため、保護施設の維持費・光熱費などから、日々の餌代、トイレの砂代に至るまで、みなさまからのご支援により成り立っています。

3.啓蒙普及のための活動費
猫の適正飼養や野良猫に関する問題への取り組みとして、パネル展や相談会の開企画・開催、パンフレット等広報物の制作など、猫に関する啓蒙活動に係る活動費用として大切に活用させて頂きます。


~ことば~
【FIV】・・・猫免疫不全ウイルス
FIVに感染すると、免疫不全症候群を発症することがあります。発症した場合は、長期間をかけて貧血、体重減少、目鼻の炎症、腫瘍などの症状が発生し、数か月から数年で死に至る感染症です。

【FeLV】・・・猫白血病ウイルス
FeLVに感染すると、白血病の他に、免疫不全、貧血、リンパ腫などの関連疾患を発症することがあります。発症した場合は完治することが難しく、数か月から数年で死に至る感染症です。